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ドラゴンクエスト3の情報 |
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ドラゴンクエスト3のゲームの特徴・システム
ドラゴンクエスト3のファミコン版
- 本作は後述のフリーパーティや転職システムの導入により、魔王を倒すという目的以外に、これらのシステムを利用して最強のキャラクターを育てるという目的でも遊ぶことができる(いわゆるやり込み)。
- ROMの容量が増えたことにより、マップ(特にダンジョン)のグラフィックが前作と比べてさらにリアルになっている。パーティ全員のHP・MP・レベルを表示するステータスウィンドウのフォーマットも本作で確立され、以降の作品も本作をほぼ踏襲したフォーマットが採用される。
- 乗り物は船のほかに、空を飛ぶことができる乗り物が初登場となった。また、フィールドマップの広さは前作とほぼ同等であるが、本作ではシリーズで初めて、複数のフィールドマップが登場するようになった。
- しかし容量不足のため、前作までに存在したゲーム起動時のファンファーレがカットされ、また、タイトル画面が簡素になり、真っ黒な画面に「DRAGON QUEST III」と表示されるだけになってしまった。だが、逆にそれ自体が「伝説」をテーマとしたエンディングへの大きな伏線となっているとも捉えることができ、このファンファーレの鳴らない神妙な感のあるタイトル画面は、容量不足という危機を逆手にとった、実に適切な「そして伝説へ…」という作品のオープニングであるとも言えよう。(なお、北米版にはタイトル画面およびオープニングデモが存在する。)
- 以下に、本作で取り入れられた主なシステムを挙げる。
ドラゴンクエスト3のフリーパーティ
- 本作は、主人公を除く仲間キャラクターの名前・職業・性別を自由に選び、パーティを自由に編成することができるという、いわばキャラクターメイキングのシステムを取り入れた作品である。これがより一層自分で伝説を作る雰囲気を増した。
- パーティの編成はアリアハンにある酒場「ルイーダの店」で行う。ルイーダの店ではあらかじめ3人のキャラクター(戦士・僧侶・魔法使い、いずれも男)が登録されているが、それ以外のキャラクターを仲間にしたい場合は、ルイーダの店2階の「登録所」で名前、性別、職業を選択してキャラクターを登録し、そしてそのキャラクターを1階のカウンターで仲間に加える。
- パーティは最大4人であるが、必ずしも4人で冒険しなければならないわけではなく、主人公ひとりだけで冒険をすることもできる。また、通常は主人公をパーティから外すことはできないが、一度ゲームクリアした冒険の書では主人公のいないパーティも可能となる。
- こういったシステムは後にも先にもこの作品だけで使われたものである。
ドラゴンクエスト3の転職
- 転職システムが導入され、主人公以外のキャラクターを別の職業へ変えることが可能になった。当時、RPGとしてはあまりメジャーではなかったこのシステムを、多くのユーザーに体験させた功績は大きい。このシステムで戦闘等の難易度が下がり遊びやすくなった。また、各職業の能力に合わせてパーティを作るなど、自由度も大きい。
- 転職は「ダーマ神殿」にて行う。転職資格は主人公以外のレベル20以上のキャラクター。転職後はレベルが1に戻るが、ステータス値が転職前の半分となるだけで、それまでに覚えた呪文はそのまま使える(呪文以外の特殊能力は失われる)。つまり、魔法使いが戦士に転職すると、重い武器と呪文の両方を扱える戦士になるのである。
- 転職システムは後の作品では『VI』『VII』で登場しているが、この2作品の転職システムは本作のものとはまったくの別物といっても過言ではない。
ドラゴンクエスト3の昼と夜
- 本作では「昼」「夜」という時間の概念が取り入れられた。
- フィールドマップ上を一定歩数歩くと、時間が昼から夜へ、夜から昼へと移り変わる。昼と夜では町などの様子が異なり、夜には店が閉まってしまうことが多いが、酒場など夜に限り賑わう場所もある。この概念が特定イベントで深く関わることもあり、この概念の重要性は高い。また、夜は昼間よりもフィールド上に出現するモンスターのパーティが手強くなり、地方によっては夜にならないと登場しないモンスターもいる。宿屋に泊まったりルーラまたはキメラのつばさを使用したりすると無条件で昼になるほか、昼と夜を一瞬で入れ替えるアイテムや呪文も登場した。
- このシステムは後の作品では『IV』『V』『VIII』で取り入れられている。
ドラゴンクエスト3の戦闘システム
- 本作は戦闘システムでも新要素がいくつか見られる。
- 基本は前作の「ターン制」システムを引き継いでいるが、本作からはキャラクターの「すばやさ」のステータスが、ターン内での行動の順番に影響を及ぼすようになった。「すばやさ」の値が相手と比べてはるかに高ければ、ほぼ確実に先手を取ることができる。また、自分たちのレベルが敵に設定されたレベルよりもかなり高い場合は、固定戦闘である場合を除いて100%確実に逃げられるようになった。
- 本作では戦闘中に味方を攻撃(パーティアタック)したり、敵に回復呪文を使ったりすることができる。味方への攻撃は、眠りや混乱に陥ったキャラクターを正常に戻すときなどに使用されるが、敵との戦闘そっちのけで味方同士を対戦させることも不可能ではない。パーティアタックは次回作の『IV』(FC版のみ)でも可能だが、『V』以降では廃止されている。
- また、本作以外のドラゴンクエストシリーズ作品では、パーティに何人いても経験値が一定であるが、本作では『VIII』までの全作品で唯一、生き残っているパーティの人数に応じて経験値を分けあうシステムが導入されている。つまり、1人で戦うとリスクは大きくなるが、得られる経験値は4人パーティのときの4倍となる。
ドラゴンクエスト3の呪文
- 前作よりも呪文の数が圧倒的に増えるとともに、系統別に整理され、以後のシリーズにおける呪文体系が本作で確立された。また、職業により習得する呪文が異なる。習得レベルも一律ではなく、「かしこさ」で多少変化するという点が特徴である。
- 攻撃呪文
- メラゾーマ、ベギラゴン、マヒャドなど。高威力の呪文が登場。
- 回復呪文
- べホマズン、ザオリクなど。完全回復させられる呪文が登場。
- 補助呪文
- ドラゴラム、ピオリム、スカラなど。単体・全体の能力を上昇させる呪文が強化。
- その他
- ラナルータ、パルプンテなど。パルプンテの効果も豊富。
ドラゴンクエスト3のステータス
- 本作においては、「ちから」「すばやさ」に加え、「たいりょく」「かしこさ」「うんのよさ」のステータスが初登場となった。
- ちから
- 武器を装備しない状態でのこうげきカの数値。
- すばやさ
- すばやさの半分の数値が、防具を何も装備しない状態でのしゅびカとなる(本作に限り「ほしふるうでわ」を装備して上昇した分も加味される)。ただし端数は切り捨て。戦闘中の行動順にも影響する。
- たいりょく
- さいだいHPに影響する。レベルアップの際に上昇したたいりょくの値の2倍さいだいHPが上昇する。
- かしこさ
- 基本的には呪文の覚えやすさに影響する。さいだいMPにも影響し、上記のたいりょくとさいだいHPの関係と同様である。
- うんのよさ
- 敵の呪文にかかりにくくなるなど、色々なことに作用すると考えられている。
また、本作から、キャラクターのステータスを数ポイント上昇させることができる「ちからのたね」「いのちのきのみ」などのアイテムが登場した。
ドラゴンクエスト3の冒険の書
- 本作からデータ保存方式がパスワード式から内蔵電池によるバッテリーバックアップ方式に切り替えられ、最大3つまでの「冒険の書」としてロムカセット内部に進行状況を記録できるようになった。これによって、「復活の呪文」(パスワード)を入力する手間がなくなった。
- 進行状況の記録は発売当初は未開拓分野だったものの、今日のフラッシュメモリによる保存形式にもつながる画期的なものとなった。反面、内蔵電池の消耗、カセットへの衝撃、接触不良などによってバックアップデータが消失してしまい、最初から冒険をやり直しという事もままあった。データ消失の際には呪われたときの不気味なメロディが流れ、そのショックを増幅された者も多い。
ドラゴンクエスト3のその他の新システム
- 上記以外にも次の要素が追加されている。
- 預かり所
- アイテムや所持金(1000ゴールド単位)を預けることができる。ここに預けたゴールドは、全滅しても減ることがない。なお、本作と次作『IV』ではアイテムを引き取る際に手数料が必要。
- モンスター格闘場
- モンスター同士の試合で、どのモンスターが勝つかを予想する。賭けたモンスターが勝てばゴールドが倍率に基づいた額になって戻ってくる。なお、掛け金はキャラクターのレベルに比例する。
- ルーラの行先指定
- 「ルーラ」の呪文または「キメラのつばさ」で、今までに行ったことがある特定の町などの中から行きたい場所を選択してワープできるようになった。ただし、すべての町や村へルーラ等で行けるわけではない。
- ステータス異常
- 本作で新たに登場したステータス異常は次の2つがある。
- 麻痺
- 戦闘中に一切の行動ができなくなり、全員が死亡またはこの状態になると全滅となる。アイテム「まんげつそう」か呪文「キアリク」を用いればいつでも即時に治療できるが、フィールドを歩いていると自然に回復する。
- 混乱
- 敵による「メダパニ」の呪文などにより混乱した状態。コマンドどおりの行動をせず、味方に対して攻撃をするようになる。前作では「パルプンテ」の呪文により敵が混乱することはあったが、主人公側のキャラクターが混乱するのは本作が初である。
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