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ファイナルファンタジーの魔法の習得方法
- 作品によって魔法の習得方法が異なるのもファイナルファンタジーシリーズの特徴である。主な習得方法は以下の通り。
- アイテムによる習得
- 魔法を扱う店があり、そこで魔導書やオーブ、あるいは形を持たない魔法そのものを購入することで習得する。店で買う以外にアイテムとして落ちている物を拾ったり、敵からそれを入手するケースもある。IやVでは手に入れるだけで習得できるが、IIは使い捨てアイテムである魔法の本を読む必要があり、III(及びVIIのマテリア)ではキャラクターに装備させる必要がある。また、VIでは手に入れた魔石を装備することで魔法が修得可能になったり、召喚魔法が使えるというシステムであるため、これに類すると見ることができる。
- レベルアップによる習得
- レベルを上げることで習得できる。IVや、VIにおける一部のキャラ(習得できる物は一部に限る)が該当する。VIにおける魔石からの抽出やIXのアクションアビリティ習得、Xのアビリティスフィアもこれに類ずる。
- 敵キャラからの獲得
- 戦闘中に何らかの形で得る。主なものとしては青魔法の習得のためにモンスターの攻撃を受けるケースがある。その他、VIIIの魔法ドローやIX及びXにおける青魔法の習得も敵キャラを介した習得方法の一つである。戦闘中もしくは戦闘終了時に習得するのが一般的であるが、VIIIの青魔法のように戦闘の結果得られた物を使うケースもある。
- 幻獣との契約
- シリーズを通して、ほとんどの召喚魔法の入手に必要。基本的にはその幻獣と一度戦い、力を認めてもらうことで獲得できる。Xの召喚獣との交感もこれに類ずる。
- 魔法のランクアップ
- 特殊な力によりランクアップさせることで使用可能になる魔法もある(召喚が多い)。VIで"オーディン"を"ライディーン"に強化したり、VIIで"バハムート"と"バハムート改"から"バハムート零式"を生成したりといった類。
ファイナルファンタジーの魔法の命名
- ファイナルファンタジーシリーズにおける魔法の名前は、その効果を表す英単語から付けられている場合が多い。例えば炎攻撃魔法「ファイア」は"fire"(炎)、冷気攻撃「ブリザド」は"blizzard"(吹雪)、など。
- 同じ系統の魔法でも、その威力毎にいくつかの段階があることがある。ファイナルファンタジーシリーズでは、この威力の違いを魔法名の内1文字を変えたり付け足すことによって表現している物が多い。例えば炎攻撃魔法である"ファイア"の場合、その上位には"ファイラ"→"ファイガ"と、"ラ"→"ガ"の変化により上位魔法の威力上昇を表している。
- ちなみにIVまでのケアル系には"ケアルラ"と"ケアルガ"の間に"ケアルダ"が存在していた。さらに1作目では、ケアルラではなくケアルア、サンダガではなくサンガーといったように、活用形の統一が不完全であった。
- また、ファイナルファンタジータクティクスでは"ガ"の上に"ジャ"が存在する。『ファイナルファンタジーXインターナショナル』に登場するヘレティック召喚獣が使う特殊攻撃にも「〜ジャ」があり、名称に反して無属性攻撃であるが、威力においては「〜ガ」よりも上位となっている。さらに「ジャ」魔法がない作品でも敵が「グラビジャ」などを使う場合がある。
- 例外的事項として、IVのイージータイプにおいて、弱いほうから順に「ケアル1」「ケアル2」という表記がなされている。この表記法は後にXIでも似た物が使われた。
また上記に関連してXIにおいては「ラ」「ガ」は威力の変化ではなく、「〜ラ(ア)」は術者を中心とする範囲魔法、「〜ガ」は対象者を中心とする範囲魔法という扱いになっている。
- ただし、IIではこのような名前による威力の変化ではなく、各キャラクターが持つ魔法の熟練度によって威力が決定される。
ファイナルファンタジーの魔法の属性
- 多くの魔法には属性が設定されている。例えばほぼ全作品において、「炎」「冷気」「雷(いかずち)」が「3大属性」として、ストーリー序盤から利用することのできる基本的攻撃魔法に位置づけられている。
ただしX系列では「水」を含めた「4大属性」
- これに対して「毒」「大地」などの、3(4)大属性からはずれる属性に関しては、シリーズ毎に存在の有無が異なり、またそれに属する魔法はストーリーが進まないうちは使えないことが多い。
- また、ストーリーが進むにつれ、登場するモンスターの「弱点」、および「吸収」「無効」となる属性が多様化する傾向が強く、魔法の使用が戦闘において戦略性を帯びるようになる。また、中にはいくつかの属性を併せ持った魔法も存在する。
- シリーズを重ねるごとに、属性体系はより整理、洗練される傾向にある。初期では攻撃手段の属性と、敵に備わった弱点などが個別に存在する程度であったが、XIでは「炎>氷>風>土>雷>水>炎」の6循環と「光⇔闇」の2対立の「8属性」が設定されている。
- 以下に、一般的な属性の分類と、各々に属する代表的魔法、および対立関係を示す。ただしこれらの関係は絶対のものではなく、例外も多々ある。 (「対立」とは、互いが弱点関係にある組である。例えば、以下において、炎属性を帯びるモンスターは冷気属性の攻撃に弱く、冷気属性のモンスターは炎に弱い、ということになる。)
- 炎
- 「ファイア」系や召喚「イフリート」など。冷気と対立する。また多くのアンデッドや植物に対し効果的。
- 冷気
- 「ブリザド」系や召喚「シヴァ」など。炎と対立する。爬虫類系のモンスターは冷気に弱い場合が多い。XIでは氷属性。
- 雷
- 「サンダー」系や召喚「ラムウ」など。機械や水に対して強力。IIのみ毒と対立。VIII、XとX-2のみ水と対立。
- 水
- 「ウォータ」系や召喚「リヴァイアサン」、「アクアブレス」など。炎、あるいは一部の作品の地に対して強力(VII、XとX-2のみ雷と対立)。
- 地
- 「クエイク」系や召喚「タイタン」など。幾つかの作品で風と対立。飛行モンスターには無効。XIでは「ストーン」系の土属性。
- 風
- 「エアロ」系や一部の作品の「トルネド」、召喚「シルフ」など。飛行モンスターは風に弱い場合が多い。幾つかの作品で地と対立。
- 毒
- 「バイオ」系やVIの「ポイズン」など。まれに聖と対立。追加効果を持つ場合が多い。毒を独立した属性にしていない作品も多い。IIのみ雷と対立。
- 聖
- ほとんどの作品では「ホーリー」のみが聖属性。一部では召喚魔法「アレクサンダー」も聖属性。闇と対立。まれに毒と対立。ファイナルファンタジータクティクスアドバンスのみ、事実上回復魔法もこれに含まれる。XIでは光属性。
- 闇
- IX・XIIなどで登場。聖と対立。
- 精神
- 沈黙や眠り、麻痺などを総括した属性として、IとIIのみ存在。IIには類似属性の「神経」も存在。
- 重力
- 「グラビデ」系だが、属性として存在するのはVIIとX-2の2作品のみ。相手の残りHPの割合に応じたダメージ。
- 無属性
- 「属性が無いこと」を表すと思われるが、実質「無属性という属性」のように扱われる。「バハムート」「フレア(例外作品有)」「アルテマ」等、概して高クラスの魔法が多い。
ファイナルファンタジーの魔法の効果拡張
- 多くの作品では、魔法を利用する際に何らかの拡張作用を及ぼせる場合が多い。
- 全体化
- 魔法の対象範囲を全体に切り替えること。IIから実装された。VI以前の作品やIXでは、コマンド操作により魔法の対象を単体と全体に切り替えることができる場合が多い(対象範囲が固定されているものもある)。ただし範囲を全体とした場合は、基本的に単体対象のときに比べて効果が弱体化する。例えば、攻撃や回復の魔法ならばそのダメージや回復値が低下したり、補助の魔法ならば成功確率が低下したり、等。また、VIIでは、マテリア「ぜんたいか」もしくは「すべてぜんたいか」を利用することで全体化できる(無効となるものもある)。
IIIでは単体と全体だけでなく、「同種のモンスター全て」のみを対象とすることも可能である。
VIIIとXには、単体が対象の魔法の対象範囲を全体化する方法はない。ただし、乱射や連続魔法を利用することで全体化と同等な効果を得ることは可能である。
- 連続魔法
- 魔法を一回の動作で2種類(同種でも良い)連続で使用できるようにするコマンド。V、VIの「れんぞくま」、VIIのマテリア「Wまほう」、IXのトランスコマンド「W黒魔法」「W白魔法」、およびXの「連続魔法」がこれにあたる。Xにおいてはこれを利用することで全体化に近い効果を得ることもできる。全体化と異なり効力が下がることは無い。概して利用できるようになる条件が厳しい。
- 乱射
- 同種の魔法を一回の動作で複数回分発動させられるもの。VIIの「まほうみだれうち」、VIIIのダブル・トリプル状態および特殊技「スロット」、IXのトランスコマンド「幻獣」、およびXのオーバードライブコマンド「テンプテーション」がこれに相当。VIIIのダブル・トリプルは、通常は使用回数分だけ個数が必要だが、対象を選択可能なため全体化的な効果を得ることもできる。「まほうみだれうち」は一回分のMP消費で、「スロット」「幻獣」「テンプテーション」はMP・個数の消費なしで実行可能。
- MP消費削減
- 特定のアクセサリ(例:金の髪飾り)の装備、IX・X・XIIはアビリティなどで消費MPを減らして魔法を使用することができる。なお、VIIIにおいても、ダブル(トリプル)状態での魔法の消費個数が1個に抑えられるアビリティ「ダブル(トリプル)消費1」が類似の効果を持つ。
- 強化
- 基本ステータス値の上昇に依らず、魔法の単発の威力を高めるもの。VIのトランス状態やVIIのマテリア「MPターボ」、VIIIのヴァリー状態、およびXの「魔法ブースター」など。「MPターボ」「魔法ブースター」は消費MPも増加。
作品によっては、ロッドなどを装備することで同属性魔法の威力を高めることも可能。
- 特殊なケース
- リフレク状態で反射された魔法は、反射により効果の及ぶ相手がリフレク状態でも反射されない、という特性がある。これを利用すると、リフレク状態が解除できない相手に魔法をかけたりすることができる。IVではメーガス三姉妹が「デルタアタック」と題してこの戦法を用いてきた(ただし、後のシリーズでは「デルタアタック」は全く別の物となっている)。IXではリフレク反射時に魔法効力が倍増する「リフレク倍返し」や、リフレク状態を無視する「リフレク貫通」などのアビリティも登場。
ファイナルファンタジーの世界における魔法
- 作品ごとに、世界観中の魔法の扱いは全く異なっている。Vまでは、一部の高等魔法を除けば、市販されている魔法の本などを購入したり、戦闘の経験をつんだりすることで使いこなすことができる、一般的な能力という設定であった。しかし、VI以降になると、そのような魔法の能力は一般の人々からは失われてしまっており、魔法の存在そのものがストーリーの根幹に大きく関わってくることになる。
- VIの世界において、魔法は幻獣から抽出された力であり、歴史の中で「魔大戦」を引き起こし世界に壊滅的なダメージを与えた力として人々からタブー視されている。そして、魔法を発展させた「魔導」を利用して世界の征服を企むのがガストラ皇帝率いる帝国軍であり、その研究成果の副産物が、精神を破壊された狂気の魔道士ケフカである。歴史中の人間も、皇帝も、ケフカも、みな魔法の持つ悪しき面にとらわれて堕落した存在となっており、この部分においては魔法の暗黒面がやや強調された形となっている。これに対して、幻獣と人のハーフとして生まれたティナは、人と幻獣をつなぐ唯一の架橋であり、また主人公達は幻獣と心を通わせ正しく魔法を用い、これらは人と魔法の共存の可能性を指し示す重要な役割を担っている。全体として、VIの世界においては魔法は利害をともに持つ二面的なもので使い方を要求される、という示唆的な立場にある。
- VIIの世界において、魔法は古代の知識の結晶の産物であり、マテリアがその能力の使用の媒体となっている。「メテオ」「ホーリー」は星をひとつ破壊するほどの強大な魔法であり、これを使用できるのは特殊な力を手にした者のみとされる。また、星の内部には「ライフストリーム」という、すべての命とその知識を含む莫大なエネルギーが流動しており、これを「魔晄」として取り出して濫用し、莫大な富を築いたのが神羅カンパニーである。これも魔法に類似した力であり、一般に普及していることからストーリーにおける重要な存在といえる。
- VIIIの世界においては「魔女の力」がストーリーの根底を常に流れ、この力をめぐってストーリーが展開することからも分かるように、魔法は大きな役割を持つものと思われる。この世界では本来「魔法」=「魔女のみが利用できる術」であり、魔女でない存在がドローもしくは生成によって取得し利用するものは、いわば擬似魔法である。歴代にも、アデルなど魔力の悪しき面にとらわれた魔女が存在しており、この点ではVIと同様な存在ともいえる。また、この作品では、G.F.と呼ばれる他作品での召喚獣にあたる存在を、精神に「ジャンクション」させることで、魔法(擬似魔法)を装備することができる。これは防具の概念が存在しないVIIIにおいて貴重な強化法であり、これによって兵士の戦闘力の強化を図る組織もある。
- X においては召喚がやや特殊な立場にある。"究極召喚"こそが『シン』を倒す唯一の手段であり、そして『シン』の存在しないナギ節こそが人々の最も強く望むものであるため、召喚士はスピラにおいて極めて貴重な存在である。また、召喚獣は「祈り子」の見る夢が「幻光虫」を介して具現化した存在で、その力を引き出すのが召喚士であり、また召喚士は多大な修行を積まねばならないことから、他作品における召喚とは一線を画している。
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